【STORY】 昼休みのキャンパス。井上美波(戸田恵梨香)は友人の内田絵里と雑誌を読んでいた。「デートコース100選」。 そんな雑誌を読みながら美波は、自分には“いつか本当に好きな人を連れて行きたいと思っている場所”がある と話していた。そこからの景色を見るとすべてがちっぽけに思える秘密の場所・・・。そこに沢井由隆が来た。 実は美波は由隆のことが好き。しかし、由隆には彼女がいるらしい。美波にレポートを貸してほしいと必死に頼み 込む由隆。ちょうどそのとき、由隆の携帯電話の着信音「カノン」が鳴った。その曲は由隆の彼女の好きな曲。 好きな人の好きな曲がかかることで、自分もその曲を好きになりたい・・・由隆は彼女の着信音だけ変えていると言う。 その夜、美波は由隆にレポートを貸すため、待ち合わせをしていた。しかし、そこで美波は由隆が彼女にフラれる 現場を見てしまう・・・。由隆の彼女は社会人で、同じ会社の先輩のことが好きになってしまったらしい。 まだ前の彼女に未練のある由隆だったが、その日を機会に、美波と急接近。一緒の時間を過ごすことが多くなった。 由隆も美波と一緒にいることで、次第に元気を取り戻しはじめていた。ある日、由隆の携帯電話に美波がかけてみると、 着信音に「ライラ」が。それは美波の一番好きな曲。照れくさそうにする由隆だが、美波は幸せな気持ちでいっぱいだった。 しかし、幸せな気持ちとは反対に美波の心には不安が広がりはじめていた。ふとしたことで前の彼女と比べられている 自分を感じ始めていたのだ。そんな中、由隆はとある海辺に美波を連れて行く。そこは由隆の秘密の場所で、 そこから見る夕陽は最高にきれいだと言う。・・・由隆は前の彼女のことがまだ好きなのではないか。思い出をなぞって いるだけなのではないか・・・美波の不安な気持ちは一気に流れ出し、由隆に別れ話を切り出してしまう。 ある日、美波は自分の大好きな場所にいた。いつか由隆と一緒に来たかった場所。ふと美波は考える。由隆が自分を 連れて行ってくれた場所は由隆の好きな場所で、感動した景色を美波にも見せたかったのではないかと。 これから二人で同じ景色を一緒にたくさん見たい・・・どうして自分はそう言えなかったのだろう。 由隆のマンションに走る美波。そして声をかけようとすると、由隆の携帯が鳴って・・・それは元彼女の着信音「カノン」。 「楽しいはずのこともうれしいはずのことも。優しさも思いやりも、好きだからこそしてくれたことも・・・ 過去にとらわれている限り、 気がつくことはできない。過去にとらわれている限り、シュガーはスパイスにしか見えなくなる」 |
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